街頭募金で高校生が得られる5つのもの

土日に都内の高校生と一緒に街頭募金に立ちました。
1日に3時間、新宿駅と渋谷駅でひとまわり以上違う高校生たちと、駅前の赤い羽根共同募金やあしなが育英会で知られるあの街頭募金です。

おそらく人生でほとんどの人が経験しないであろうこの経験をどうしても直接経験として経験したくて、修学旅行の先生的スタンスで参加しました。

 

私自身、街頭募金には否定的です。したことがありません。
活動内容もよく分からない団体にお金を預けるのは抵抗があるし、もし信頼できる団体とわかってミッションに共感し、お金を預けるなら何年にも渡って継続して支援したいからです。

 

しかし、高校生には街頭募金に立つ経験を是非してほしいです。

最終日の終わりのミーティングで高校生の思いを一人ずつ聞き
その心の変化や、得られた経験を知ることができたのでブログで共有します。

どれも私が高校生だった時には得られなかったもので
これを高校生の多感な時期に得られることは本当にうらやましく思います。

有能感が得られる

大きな社会問題に対し、自分たちのできることはほんの少しです。
高校生である彼らなら、今の私よりさらに大きくこれを感じると思います。

ただ、自分たちが自分たちの手で入念に準備し、実行したものが
寄附金というリアルな数字で結果として得ることができ、それが成功体験になります。

自分たちも行動すれば、大人と遜色ない結果が出せるんだと感じます。

 

いま特に若い人に足りないと言われる自己肯定感が得られて、
今後社会に出てスキルを身につけた時にいい方向にそれが大きく発揮できるでしょう。

この有能感を社会貢献で得られるというのは貴重な経験だと思います。

当事者意識を得られる

多くの高校生が言っていたのがこの当事者意識です。

私は、この経験は街頭で数時間立ち、大きな声で募金を求める時間が
この当事者意識を生むのだと思います。

街頭募金で大きな声で、募金の意義や寄付の使い道、社会問題の現状を訴えます。
そして95%の方たちに無視されます。

自分は何をやっているんだろう、正直意味がわからない、体が疲れるし休みたい、
参加するなんて言うんじゃなかった、という負の意識が芽生えます。

 

でも声に出して叫んでいる自分の言葉に説得されるんです。

私は社会問題の解決のために、今ここに立っているんだと。
少しでもこの社会問題の解決に俺は役に立ってるんだと。

あーそうだった。講演聞いたじゃん。みんなで準備したじゃん。
同じ世界で苦しむ子たちのためなら、私にできることをしよう。

そう思うんだと思います。
現に私がそう思いました。

もし間違ってたら、みんなごめんね。

友情が得られる

社会問題を解決したい!っていきなりダイレクトに感じてこの募金に参加しているわけではないことも知ることができました。

友達に声をかけられたから。
友達がリーダーとして運営しているから。

そういう友情とベースに来ている高校生もいました。

そんな彼らが募金で有能感を得られ、当事者意識を得られたなら
その友情に感謝しますよね。

私なら、いまの年でもその友人に感謝するでしょう。

Plan Do Seeの経験が得られる

一日目の終わりに振り返りミーティングを行いました。

初参加者が多かったせいか、自分の不甲斐なさを感じてなのか
ものすごい反省点が列挙されました。

隣で聞いていた私が感動し、興奮するくらいのポジティブなフィードバックが
具体的な改善ポイントと共に参加者に共有されます。

 

私がぱっと思いつくくらいの改善ポイントは以下のような感じです。

  • 具体的な数字を入れて、声に出して説明した方がいい
  • 団体や活動の説明をパネルにした方がいい
  • 募金箱が紙製で雨の中だったので、しっかりした募金箱がいい

・・・などです。実際はもっともっと沢山ありました。

その後、私は帰ったのですが、みんな残ってパネル作りをしたそうです。

 

そして二日目は、その改善点を早速改善し、募金活動に活かします。
具体的な数字をいい、パネルを掲げ、プラ製の募金箱を準備します。

もうそれは愚直なまでに実践に活かしていました。

そうした結果、二日目は活動人数がほぼ半分になったにも関わらず
前日とほぼ同額の募金を得られることができました。

PDCAのようなプロジェクトマネジメントの基本をやってのけるのです。

もちろん今回は二日間の稼働だったので、次回以降これをさらにブラッシュアップして
活動がより良いものになっていくんだと思います。

寄付金が得られる

あえて最後にこれを書きます。

結局寄付金が社会問題の解決につながるんですが、
彼らが今回の経験を得て、平均寿命くらいをその経験と共に生きていくことは
とても大きな社会的インパクトになり、寄付金以上の効果です。

でもやっぱりリアルな数字って大事だし、
お金が一番団体にとってありがたい成果だと思います。

最後に

以上、5つをあげてみましたが、個人的な学びはもっと沢山ありました。

寄付してくれる人って年齢も性別も人種も本当に関係がないんです。
普段で会わないであろう人たちとも募金を通して沢山出会えたし、
その方たちの温かい一面を、手元で確認することができました。

怪しいとか思ってたおっちゃんごめんなさいってなります。

 

新宿とか、募金ロードかよって思うくらい募金活動しています。

みんながみんなそれぞれの立場、それぞれのスキル、それぞれの思いで
社会問題に積極的に対峙し、行動することが大切なんだと思います。

 

 

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